宇和島信用金庫

宇和島信用金庫

「元気な地域・元気な金庫・元気な私」全職員参加型ブランド化CIプロジェクト
理念開発、デザイン開発、コミュニケーション戦略、企業文化構築

“卒業論文をつくりたい”創業90周年を目前に、高川理事長(当時)の強い思いから始まった。
宇和島信用金庫は愛媛県南予地方で唯一の信用金庫。高川英穂理事長(現会長)は、‘01年入庫後、様々な業務改革を遂行しトップダウンの経営と職員による努力の積み重ねで着実な成果を上げて来ていた。更に地域密着度No.1の金融機関を目指すには、送り手発想で一方通行のコミュニケーションではなく、お客様や地域と双方向のFace to Faceのコミュニケーションを目指した、地域全体を巻込んだ経営が必要。一方、地域経済が厳しい中で、永々と生き残る為には、地域内での他業態にはない「ブランド力」を活かした差別化をしなくてはならない。そうした強い想いと高い志による決断で私どもにご依頼いただいた。
プロジェクトの前提条件は、①全職員参加型 ②CIとQCと方針管理をミックスという宇和島信用金庫の規模の特性や独自性を最大限に活かすこと。また、職員がボトムアップで行動する文化づくりや数値目標の達成を併せて行なうことを目標に、村尾明弘専務理事(現理事長)を中心とした実行委員会がまとめ役となり、役員・支店長・職員全員のそれぞれの立場から参画。「元気な地域・元気な金庫・元気な私」をスローガンに「宇和島信用金庫らしさ」を追求し実践していった。
プロジェクト開始1年後に新CI発表・導入、2年後の‘12年5月には創業90周年を迎え、初めてのプロパー出身の理事長が誕生。初めての女性支店長も誕生した。村尾新理事長のもと、地域密着型金融機関として地縁人縁を大切にしながら、自己革新とCIの深化を進められている。

CI戦略開発
理念体系の開発
理念体系 ビジュアル化
シンボルデザイン開発
基本デザイン要素の開発(ビジュアル・アイデンティティの構築)
各種デザイン開発/監修(名刺・封筒・レターヘッド・名札・通帳・
証書・キャッシュカード・広告雛形・サイン類 etc)
外装シャッターデザイン制作、施工ディレクション
Webサイト基本デザイン、制作監修、アートディレクションおよび
情報発信助言
広告関連のアートディレクションおよび情報発信助言
コミュニケーション戦略アドバイス
理念浸透プログラムの監修
マナー講座プログラム提案、アドバイス
コンサルティング・総合プロデュース・プランニング/荻原 実紀
シンボルデザイン・デザイン制作・アートディレクション、企画補佐/
リチャーズ 智恵子

宇和島信用金庫 シンボル

「人」のあたたかさ・心が伝わるシンボルを目指したデザインです。

職員みなさんの「地域の方に愛され、また末永く信頼される存在になりたい」と願いを込め、優しさと温もりを感じさせる新シンボルが決定しました。

四国を表す四角形にUSという宇和島信用金庫が含まれ、人と人とが向かい合い、ふれあいつながり合う「絆」や「縁」も意識しながらデザインしています。

また、地域のお子様から年輩の方まで、末永く親しんでいただけるよう、心を込めてデザインをしました。

宇和島信用金庫 IDEA

理念開発にあたっては、各種調査・ヒアリング・ディスカッションから導かれたキーワードをもとに、理念体系を考えていきました。
どのような言葉が、宇和島信用金庫の理念としてふさわしく、永々と存在していくか、職員の心に響き行動されていくか、役員も交えた検討が徹底的に重ねられました。

新しい企業理念体系は「宇和島信用金庫 IDEA」にまとめ、企業理念は創業の精神を尊重した「愛郷心と人生美の創生」とし、さらには目標とすべき5つの方向軸「存在意義・企業目標・経営姿勢・事業領域・行動姿勢」を明確にしました。

さらに、職員の行動目標として10項目を定め、職員が携行できるように、ミニコンセプトブックをつくり宇和島信用金庫 IDEAと行動目標がいつでも閲覧できるようになりました。

コーポレートメッセージロゴ

地域に暮らす子供からお年寄りまで、企業理念や役職員の想いを、優しい言葉でわかりやすく伝えるために「この街が好き、この街と未来を拓く」というコーポレートメッセージを定めました。

メッセージは、宇和島信用金庫の想いを伝える様々なメディア、イベントで使用されています。

コンセプトブック

コンセプトブック・ ステーショナリー

プロジェクト実行委員会 / GO! Challenge! BlueFighters! 発刊

CIプロジェクトは「ブルーファイターズ」と名づけられました。宇和島を代表する闘牛から闘牛士「ブル・ファイター」と、宇和島信用金庫のカラー「ブルー」を組み合わせた造語です。志を持って挑戦する闘牛士のように、宇和島信用金庫のブランド化に向けて全職員が一丸となり、挑戦していこうという想いがこめられています。

ブランド化CIプロジェクトのスタートと共に、全職員の声や想いを集約するため、プロジェクト実行委員会を結成しました。村尾明弘専務理事(現 理事長)を委員長とし、メンバーには支店長、本部課長、営業職、若手職員、臨時職員など、個性や職種の違いから5名の職員が選ばれました。

実行委員会は通常業務と併行しながら、何度も弊社と打合せを重ね、プロジェクトの中心メンバーとして、庫内のまとめ役に奮闘していただきました。

また、委員会では全職員に共通の認識と関心を持ってもらうため、プロジェクトの進捗状況を定期的に知らせるニュース「Go! Challenge! Blue Fighters!」を発行。プロジェクトの実際の動きをわかりやすく伝え、また各営業店の取組み等も共有できる良いコミュニケーション媒体となりました。

新CI発表会

プロジェクト開始1年後の2011年6月11日、新CI発表会を実施しました。全役職員のほか、県内の信用金庫理事長、業界関係者、地元企業の経営者などが参加し、実行委員会により1年間の取り組みの報告と今後に向けた発表を行ないました。「宇和島信用金庫 IDEA」は外部への発表は初めてであり、役員により熟考された5か年の経営計画も同時に発表されました。

新シンボルは極秘裏に準備を重ね、職員と外部向けに初めて発表しました。新しい名刺や名札、Tシャツ、スポーツタオル、うちわ、紙袋などを発表会へ向けて準備し、新アイテムを身に着けた役職員による楽しいファッションショーも開催されました。全職員に新アイテムが配布され、希望に満ちた笑顔あふれる発表会となりました。

朝の理念唱和

CI活動への取組み

理念開発やデザイン開発と併行して、各営業店もできることから始めようとの気運が高まり、本部・各営業店対抗でCI活動の提案競争大会に発展し、全職員参加にて開催されました。役員や外部のお客様により審査が行われ、どのチームからも様々に素晴らしいアイデアが提案されました。

CIの取り組みを通じて全職員が徹底的に悩み考える文化が浸透し始めたことは、大きな副次的効果となりました。各営業店対抗CI大会以降も、各営業店でそれぞれ実行に移されています。

例えば、三間支店では四国八十八ヶ所巡りのお遍路さんに心優しい地域性に触れていただけるよう「遍路小屋」を清掃しています。

本部では営業店とのコミュニケーションの充実を経営陣の関与を深めることを目的に、役員が各営業店の担当になり定期的に営業会議に参加するようになりました。営業店の繁忙日には本部からの応援も実施するよう、新たなサポート体制もつくられました。

キャッシュカード・証書・現金用封筒

ノベルティ・グッズ

ガイドライン

シャッターデザイン(恵美須町支店)

恵美須町支店の閉店と同時に、正面入り口では「うわしんシンボル」が笑顔でみなさまを見守ります。
小学生からご年配の方まで、多くの方が通行され、十字路に面している恵美須町支店が、シャッター改装の第一号店となりました。

宇和島牛鬼まつり

毎年7月に盛大に開催される「うわじま牛鬼まつり」 。
2011年は、新シンボルのお披露目も兼ねて、うちわを配布し、地元の方より多くの反響をいただきました。

マナー講座

CI活動の一環として、全職員向けのマナー講座を開催しました。講師は私どものコーディネイトで、能勢みゆき先生(エンパワー21 )にお願いしました。
役員から営業担当まで、講義内容によってグループを分け実施。優しくも的確な能勢先生の講座に「明日からすぐに活かせる」と、皆さん真剣な眼差しでした。

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